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おそうじ革命品川旗の台店 担当:すのはら
混ぜたら明らかにヤバイ!!「塩素ガス」の対応方法とは?
カビ取り用洗剤と、トイレ用酸性洗剤には、「混ぜるな危険」の文字が大きく書かれています。混ぜると毒性が高い「塩素ガス」が発生するからです。
確かに、洗剤を混ぜることで死亡事故が起きているようですが、それほど怖がる必要はないのかなと思います。
そこで「塩素ガス」の特徴と、もし万が一洗剤が混ざってしまって「ヤバイ!!」と思った時の対処方法をまとめてみました。
まぜたら明らかにヤバイ!!「塩素ガス」の対応方法とは?
1.そもそも「塩素ガス」ってなに?
2.実際混ぜるとどうなる?
3.実は簡単!!「塩素ガス」対処方法
①立ち上がる
⓶水をかける
③逃げる
4.絶対混ぜない
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「塩素ガス」「Cl₂(シーエルツー)」「二塩素」の三つの単語は同義で、中学、高校の化学の授業で出てくる「塩素」のことです。
塩化ナトリウム水溶液(食塩水)から※電気分解で生成されます。「純度100%の塩素」というと気体で存在するため、「塩素ガス」と呼ばれています。
日常生活では「塩素」を気体そのまま利用することが困難です。なので、安定させるために、水酸化ナトリウム水溶液と「塩素」を反応させて「次亜塩素酸ナトリウム」の形で利用されます。これが「カビ取り用洗剤」の主成分です。よく洗剤の成分表には書かれているのでチェックしてみてください。
※正しくは「イオン交換膜法」
「カビ取り洗剤」の主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」と、トイレ用酸性洗剤の主成分である「塩酸」を混ぜると、下記のような化学式になります。
NaClO + 2HCl = NaCl + H₂O + Cl₂
次亜塩素酸ナトリウム + 塩酸 = 塩化ナトリウム(食塩) + 水 + 塩素ガス
せっかく塩化ナトリウム(食塩)から分解して、水酸化ナトリウム水溶液に反応させて生成した「次亜塩素酸ナトリウム」。酸性洗剤を混ぜることによって、元の塩化ナトリウム(食塩)に戻ってしまいます。おまけ、という感じで有毒な「塩素ガス」発生です。
化学式だけでみると、せっかく「カビ取り洗剤」を作ったのに…何となくもったいない気がします。
さて、最後に「塩素ガス」対処方法です。「塩素ガス」の特徴は3つあるので、それをもとに対処していきます。
第1の特徴は「空気より重い」ということ。
塩素ガスは床に近いところを流れていくので、座っていたら立ち上がることで対処できます。また、重たいといっても、換気さえしてしまえば空気で薄まってしまうので、恐れる必要なしです。
気を付けなければいけないのは、背の低い「子ども」がいる場合です。「塩素ガス」は地を這うように流れていくので、大人の自分は大丈夫でも、子どもが影響を受ける場合があります。特に赤ちゃんがいる場合要注意です。床に寝かせているお子様は、素早く抱き上げて別の場所に移動しましょう。
第2の特徴は「水に溶けやすい」ということ。
もしお風呂の掃除で、カビ取り洗剤を混ぜてしまって、明らかヤバイ臭いがする。そんな時は、立ち上がってシャワーの水を回りに掛けてください。「塩素ガス」がシャワーの水に溶けて排水溝に流れていきます。
水の霧吹きも有効です。例えば水をジャバジャバ流せないトイレでは、スポッターに水を入れて空間によーく霧吹き。しばらく経ってから乾いたタオルで拭き取ってしまえばOK。換気も同時に行えば問題なしです。
「塩素ガス」の第3の特徴は「明らかにヤバイ臭い」です。
かなり昔は化学兵器として生成していた様ですが、「臭いですぐバレる」ということでなくなったとか。ヤバイ臭いから遠ざかれば問題なしです。
「ヤバイ!!吸い込んじゃった」という場合もすぐ逃げれば大丈夫。素早く安全な場所で、深い深呼吸で新鮮な空気を吸いましょう。
対処方法はあるものの、塩素は「毒ガス」には変わりありません。とにかく「塩素系カビ取り洗剤」は絶対に混ぜない!ことが大切です(^^)/
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ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのおそうじ革命 品川旗の台店 春原(すのはら)です。
お掃除を生業としている立場から「塩素ガス」の対処方法として記事を作成しました。
浴室やトイレの掃除をしている際、洗剤が混ざってしまうケースもあります。「塩素ガス」は吸い込むと胸の奥まで浸み込む感覚があります。咳き込んでも、吐き出そうとしても体の外に出てこない感覚がとても不快です。
意識して混ぜなくとも「ヤバイ!!」と思ったら、無理せず作業中止。落ち着いて「塩素ガス」の対処をするようにしましょう。
※この記事についてのご意見、ご質問等は「問合せフォーム」からお願いします。
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カビ取り用洗剤と、トイレ用酸性洗剤には、「混ぜるな危険」の文字が大きく書かれています。混ぜると毒性が高い「塩素ガス」が発生するからです。
確かに、洗剤を混ぜることで死亡事故が起きているようですが、それほど怖がる必要はないのかなと思います。
そこで「塩素ガス」の特徴と、もし万が一洗剤が混ざってしまって「ヤバイ!!」と思った時の対処方法をまとめてみました。
まぜたら明らかにヤバイ!!「塩素ガス」の対応方法とは?
1.そもそも「塩素ガス」ってなに?
2.実際混ぜるとどうなる?
3.実は簡単!!「塩素ガス」対処方法
①立ち上がる
⓶水をかける
③逃げる
4.絶対混ぜない
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1.そもそも「塩素」ってなに?
「塩素ガス」「Cl₂(シーエルツー)」「二塩素」の三つの単語は同義で、中学、高校の化学の授業で出てくる「塩素」のことです。
塩化ナトリウム水溶液(食塩水)から※電気分解で生成されます。「純度100%の塩素」というと気体で存在するため、「塩素ガス」と呼ばれています。
日常生活では「塩素」を気体そのまま利用することが困難です。なので、安定させるために、水酸化ナトリウム水溶液と「塩素」を反応させて「次亜塩素酸ナトリウム」の形で利用されます。これが「カビ取り用洗剤」の主成分です。よく洗剤の成分表には書かれているのでチェックしてみてください。
※正しくは「イオン交換膜法」
2.実際混ぜるとどうなる?
「カビ取り洗剤」の主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」と、トイレ用酸性洗剤の主成分である「塩酸」を混ぜると、下記のような化学式になります。
NaClO + 2HCl = NaCl + H₂O + Cl₂
次亜塩素酸ナトリウム + 塩酸 = 塩化ナトリウム(食塩) + 水 + 塩素ガス
せっかく塩化ナトリウム(食塩)から分解して、水酸化ナトリウム水溶液に反応させて生成した「次亜塩素酸ナトリウム」。酸性洗剤を混ぜることによって、元の塩化ナトリウム(食塩)に戻ってしまいます。おまけ、という感じで有毒な「塩素ガス」発生です。
化学式だけでみると、せっかく「カビ取り洗剤」を作ったのに…何となくもったいない気がします。
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3.実は簡単!!「塩素ガス」対処方法
さて、最後に「塩素ガス」対処方法です。「塩素ガス」の特徴は3つあるので、それをもとに対処していきます。
①立ち上がる!!
第1の特徴は「空気より重い」ということ。
塩素ガスは床に近いところを流れていくので、座っていたら立ち上がることで対処できます。また、重たいといっても、換気さえしてしまえば空気で薄まってしまうので、恐れる必要なしです。
気を付けなければいけないのは、背の低い「子ども」がいる場合です。「塩素ガス」は地を這うように流れていくので、大人の自分は大丈夫でも、子どもが影響を受ける場合があります。特に赤ちゃんがいる場合要注意です。床に寝かせているお子様は、素早く抱き上げて別の場所に移動しましょう。
⓶水をかける!!
第2の特徴は「水に溶けやすい」ということ。
もしお風呂の掃除で、カビ取り洗剤を混ぜてしまって、明らかヤバイ臭いがする。そんな時は、立ち上がってシャワーの水を回りに掛けてください。「塩素ガス」がシャワーの水に溶けて排水溝に流れていきます。
水の霧吹きも有効です。例えば水をジャバジャバ流せないトイレでは、スポッターに水を入れて空間によーく霧吹き。しばらく経ってから乾いたタオルで拭き取ってしまえばOK。換気も同時に行えば問題なしです。
③逃げる!!
「塩素ガス」の第3の特徴は「明らかにヤバイ臭い」です。
かなり昔は化学兵器として生成していた様ですが、「臭いですぐバレる」ということでなくなったとか。ヤバイ臭いから遠ざかれば問題なしです。
「ヤバイ!!吸い込んじゃった」という場合もすぐ逃げれば大丈夫。素早く安全な場所で、深い深呼吸で新鮮な空気を吸いましょう。
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4.絶対混ぜない
対処方法はあるものの、塩素は「毒ガス」には変わりありません。とにかく「塩素系カビ取り洗剤」は絶対に混ぜない!ことが大切です(^^)/
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ハウスクリーニング、エアコンクリーニングのおそうじ革命 品川旗の台店 春原(すのはら)です。
お掃除を生業としている立場から「塩素ガス」の対処方法として記事を作成しました。
浴室やトイレの掃除をしている際、洗剤が混ざってしまうケースもあります。「塩素ガス」は吸い込むと胸の奥まで浸み込む感覚があります。咳き込んでも、吐き出そうとしても体の外に出てこない感覚がとても不快です。
意識して混ぜなくとも「ヤバイ!!」と思ったら、無理せず作業中止。落ち着いて「塩素ガス」の対処をするようにしましょう。
※この記事についてのご意見、ご質問等は「問合せフォーム」からお願いします。
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